損保雀士・川井吉太郎の「麻雀日誌」
流れに棹差す打ち方への反省
1回戦南場でダントツ。親で満貫手をヤミテンのところへリーチが来た。いつもならトップ堅持の「降り」だが、「今日の俺はついている」と勝手に決め打ちした4ソーがメンタンピン三色にぶち当たる。その後微差だがトップ目のラス前、「タンヤオ・ドラ・ドラ」の七対子をテンパった。場に安い絶好の2ピン待ち。ところが北家が北と中をポンと仕掛けてくる(上図)。そこにツモってきたのが発。これは切れない。2ピン打で発タンキに切り替えた直後、北家が2ピンをツモ切り。納得の発抑えだから「ああ勝負だったか」とは思わなかったが、次順で場に3枚切れの9万ツモ切りは軽率。「ロン!」見ると(下図)の倍満。一気にトップからラスに転落である。
気を取り戻したつもりの2回戦でも、自分の三色聴牌に目を奪われて他家の捨牌など全く目に入らず10巡目にツモ切った9ピンが国士無双にぶち当たって箱割れラス。
麻雀にはどうにもならないツキとか流れがあるものだが、反省すべきは、降りてトップを堅持すべき前局の「4ソー打」。さらに猛省すべきはその後も自ら、その流れに棹差す(加速させる)打ち方をしてしまったことだ。
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