編集委員の「一語一笑」


 食パンでも耳があるのに何を言っても聞く耳もたない政府の基地固定化で沖縄復帰50年、「核共有・敵基地攻撃力・防衛費GDP2%、日銀子会社」の暴論を辞めたやつが言う。これじゃあ一語一笑も笑えない。悲惨なウクライナ報道で滅入ってたら、NATO脅威の侵攻がNATO加盟国を増やすロシアの誤算で思わず笑う。(ま)

  

 定年後、大学や大学院に行く人が多いそうだ。大学経営も、そこに生き残りをかけているという。この「なかま」の編集委員の中にも、そういう人が何人かいる。一方、脳の若返りにはインプットよりアウトプットが大事、という話もある。読者の皆さんも、「なかま」をアウトプットの場として活用してほしい。投稿歓迎。(M

 

 遠方の友人。新聞に時々川柳や短歌、読者投稿が載っている。コロナ前よりかなり増えた。パソコンもスマホも持たないので手紙やハガキでやりとり。原発容認、コロナ対応、ウクライナ、女性差別…、お互いに怒りがいっぱい。共通の知人の情報交換や家族の話題も。面倒だけど流れる時間はゆっくり。(こ)

 

 招待券を貰い、久々に上野の東京都美術館「美の巨匠たち」へ。汗が出るほどの晴れた日で、人出の多さに驚いた。どの施設も公式サイトでの予約が必要で煩わしい。ついでに動物園と思っても、パンダの予約はすでに〆切。インターネットが苦手なので、ますます取り残されそう。緑の映える季節、公園を歩くだけでも気持ちは良いのだが。(も)

 

 騙す方は悪いが騙される方も悪い、などと通俗的なことを言うつもりはない。が、厚労省が昨年公表していた「ワクチン有効性」データの改竄が発覚した問題は、あまりにも初歩的で幼稚過ぎる。何を今さら、だ。原点に返って、健康を守る、命を守るということの意味をよく考えたい。一人一人の気づきが国民騙しをこの世から一掃する決め手だ。(亀)

 

 介護していると人と会わない。必要に迫られてとうとうスマホを購入。応対した二人の青年と1時間半。久しぶりの長時間の対面だった。そこで気が付いたこと。二人とも指がほっそりしてきれいなこと。スマホは指にありと、納得。しかし操作は面倒、1時間以上いじくっていると、頭がボーツとなる。(O)

 

 ジム通いも面倒なので少しでも運動不足の解消になればとラジオ体操を始めた。三日坊主 

にならないようにあの軽快な音楽が内蔵された可愛いブタの人形を購入、ぽっちゃりの大きな顔とブヒブヒの語りかけにいやされながら4か月ほぼ毎日続けている。この程度で減量は無理だろうが何らかの成果に期待。(百)

 

 コーヒーを心の友とカッコつけるようになったのは私立探偵F・マーローのセリフのせいかもしれない。「私はキッチンに行ってコーヒーを作った。大量のコーヒーを。深く強く、火傷しそうなほど熱くて苦く、情けを知らず、心のねじくれたコーヒーを。それはくたびれた男の血液となる」(R・チャンドラー『ロング・グッドバイ』村上春樹訳)。(B)

 

 小1の男の子、学校の給食黙食ルールを守らなかったと担任から三回も電話で報告受けて、次にやったら坊主頭にするって母親と約束。結局坊主頭に! 隣りのクラスにも坊主頭が増えたという。楽しいはずの給食時間を奪い、教育現場まで 歪んできてしまった。一部の学校かもしれないが悲しい。(京)