編集委員の「一語一笑」


 連日のウクライナ戦況報道、盛り上がるロシア&中国叩き。我が国の戦争をしたがる連中にとってはウハウハ。そんな中での参院選。昭和初期の歴史がダブる。代表が枝野から泉に替わり変質した立憲、維新や国民民主のような「ゆ党」には、大政翼賛会が。そして自民にすり寄る大手労組や連合には大日本産業報国会が・・・。(M)

 

 千葉県に住む87歳になる叔母が配偶者を失い自らも認知症とのことで、財産管理や本人の保護のため、成年後見人の選任を裁判所に依頼した。私が選任されることも考えたが、通常70歳以上の者は選任されない由で、考えたら自分も認知症になる可能性もあるので当然か。安全・安心には書類と時間とお金がかかる。(ま)

 

 アメリカ・ニューヨークのアパートの家賃は平均月額で6,000ドル(80万円)だという。不動産屋は家賃の40倍の年収(3,000万円)がないと貸さないという。IT関連、ウオール街の若手もそのぐらいは稼いでいるという。ランチも20ドル(2,800円)するという。スラム街はどんどん消えていく。(O)

 

 日本の最低賃金平均時給930円。最低は高知と沖縄の820円。所定労働時間を月160時間とすれば月収13万円余。史上最高、昨年の最賃改定は28円。アップ3%。物価上昇に追いつかぬ賃金アップ。先進国内で異常な存在。大手損保労組も積極的な賃上げ要求せず格差は拡大。政府や企業にご一任とは情けなや。改めて労働組合の社会的責務を問う。(B)

 

 円安の影響もあり食品や生活用品が値上がりしている。給与は上がっていない。日銀は経済や物価への影響を注視して金融緩和を継続するという。日本以外の各国は利上げをしているのでますます円安になるのでは。利益を上げているのは輸出企業と海外投資だけ。生活は苦しくなる一方、なのに「見てるだけ~」ってか ? (こ)

 

 久々に帰省し、実家の新聞『秋田魁新報』を読んで驚いた。熊目撃情報というコーナーがあり、連日何件も載っていた。弟の話では、過疎化が進み人家近くの畑に現れて野菜の味を知り、人を恐れなくなり車道近くまで出て事故が多くなっているとの事。熊よけスプレーや爆竹を備える日常。山菜採りで遭遇していた頃とは違ってきている。(も)

 

 県や自治体が独自でまた旅行の割引キャンペーンを始めた。前回はたった1日の違いで適用外になってしまったので今回は早々に利用を決めた。宿泊代5000円引きとクーポン2000円付はやっぱりお得。大雨の予報通りどしゃ降りにもなったが菅笠を被って露天風呂も堪能、1泊ながら4回の入浴で温泉を満喫してきた。(百)

 

 参議院選挙で私たちはどんな意思表示をすべきか。この4ヶ月間ウクライナ情勢が国際ニュースの大半を占めてきたところに、政権側、メディアの思惑が見え隠れしているように思える。選挙後には憲法改正の具体案を提示するとの発言も選挙前に飛び出している。改憲勢力に多数を許さない意思表示こそ日本国民の威信にかけてすべきことではないか。(亀)

 

 コロナと肺炎で入院、外出を控えた中で、結構大部の本を読むことができた。バルザックの『ゴリオ爺さん』(光文社文庫の仏文学者宮下志朗の解説も秀逸)とギグエコノミーの最大手企業ウーバーの創始者トラビス・カラニックを描いた『ウーバー戦記』。後者は推理小説を読んでいるような面白さがある。(か) 

 

 三泊四日和歌山の旅、温泉に浸かってコロナ禍の憂鬱を晴らしてきました。和歌山県は南高梅とみかん、さらに「ポツンと一軒家」のTV登場が日本一多いという。県の8割が山地とかでさもありなん。海岸沿いには奇岩の名所が並んでいて地球の成り立ちの不思議さを感じて、「ブラタモリ」の過去の放映分を探している今日この頃です。(京)