川井太郎の麻雀日誌 好牌先打か目一杯か
10順目の南家でメンタンピンのイーシャンテンである。ドラはない。ここで何を切るかは意見と感覚の分かれるところだろう。つまり、4万を先打し、安全牌の西を温存する打ち方と、西打として4万の暗刻も見る目いっぱいの打ち方の二通りである。現代の麻雀は、特別の事情がない限り、目いっぱいに打つ「西打」が主流だといわれるのだが…。
オーソドックスな打法を好むこの打ち手はこのケース原則的に「4万打」が信念である。ところが現実の推移は次順ツモが「4万」。
だが、この打ち手は「西打なら聴牌だったか!」などと嘆かない。それは、一喜一憂、運頼みの結果論的麻雀であって自分のフォームを持たない出たとこ勝負の考え方であろう。4万を2枚も河に打ち出せばむしろ「2・5万」は出やすくなる、と有利な展開だと踏まなければならないのだ。つまり、4万引きは「想定外」ではなく、想定の範囲なのだ。
なにより、4万先打で西を残す打法は、守備力に優れる。また「4万暗刻」と「2・5万引き」の比較は1対4であり、4万打の決断は十分根拠がある。
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(囲碁) 九段 石榑 郁郎
黒先
(ヒント)
意外な手段で無条件死となります。10分で2,3段以上。
(詰将棋) 九段 西村一義
中級クラス
(ヒント)
竜の活用がポイントです。(10分で初段)
持駒 歩