編集委員の「一語一笑」


 現状は、選挙で多数を得た「政党」が政権を担うことになっているが、政党とはもともと私的あるいは部分的な利害・関心の代表者からなる団体だから、政党が政府を掌握すること即ち公益の名で私益を追求する形だ。それは組織内民主主義、透明性、他党との共通ルールを前提に初めて認められるものだ。カネの問題ではないのだ。(ま)

 

相変らずネトウヨがウヨウヨ。右派の依り代は、戦艦三笠、戦艦大和、零式戦闘機、大日本帝国憲法、教育勅語、靖国神社、護国神社、神社本庁。大和、零戦は小説、映画、アニメと繰り返し取り上げられる。大和は撃沈され、零戦はすぐ時代遅れに。左派の依り代はハテ・・・(O)

 

 スポーツ指導員の講習会、テーマは学校のクラブ活動の地域への移行について。現在の部活動は、人口減少と教員の働き方等で、地域差が拡大し機会が減少している。地域との協力が進められているが、自治体により差が大きい。社会人のクラブで、初心者として入会するジュニアとの付き合いがあり、楽しく続けられるようサポートしたい。 (も)

 

 最近マスコミの報道が世間を煽りすぎている気がする。米にしても確かにスーパーの棚はガラガラだが新米の出回る時期でもあり、さして心配はしていなかった。それなのに我先にと米袋を抱える映像は早く確保しないとなくなるような不安感を与える。兵庫県知事のパワハラ疑惑も延々と続く。暑くて家に籠ってるせいでワイドショーの見すぎ(百)

 

 小泉進次郎が総裁選で「解雇規制の緩和」を掲げた。今のような格差社会になってしまったのは、2000年代初頭に彼の父、純一郎が「改革」を唱えて正社員を派遣など非正規社員に切り替えさせたのが主原因。その裏には悪徳政商竹中平蔵が率いる派遣会社パソナやリクルートの暗躍があった。今回も同じ臭いを感じる。(M

 

 友人が旅先で「憲法9条の碑」を見つけたと写真を見せてくれた。昨年伊藤千尋氏の講演で「9条の碑は過去の記録ではなく未来をてらすもの、非戦の誓い」と。新聞の投書に「軍拡をすすめ9条を変質させアメリカの戦争に自衛隊を組みこむ。今こそ9条の碑を作り微力を結集し守り輝かせる時」と。私の地元でも運動が。早速カンパを送ろう。(こ)

 

 かつて、他業界人から「損保の人は企業を超えて相互に友好的だ」と感嘆された時代があった。共通保険料率や産業別単一労働組合の存在などの条件があったにせよ、人みな兄弟、友人たることは可能だという貴重な実例だった。いま、外交より軍備、友愛より敵意に依拠する政治思想が幅を利かすが、争わなくても平和に生きていける道筋はある。損保人は、その精神を守り抜き、広めていくべき存在ではないか。(B

 

 能登半島を3日間で1周する「ツールドのと400」に今年も参加。元日の大地震で海岸沿いの道路も軒並み崩壊、日々の生活すらままならない現実の中、能登を愛する全国のサイクリストや地元の人々の並々ならぬ想いが一つになって開催が実現。例年より短縮したコースを疾走し、沿道の方々の絶大な声援をいただいた。被災地無視の自民党総裁選とは全く別世界。(亀)

 

  1993年12月細川内閣時代、中西啓介防衛庁長官が改憲発言で引責辞任した。31年前の出来事だが今の若者からすれば「はて?」となるのだろう。今や首相自ら堂々と改憲を目指すと公言するのだから。国賊犯罪者カルト集団がやりたい放題。何とかしないと本当にこの国は滅ぶよ。選挙で変えないと。(駿) 

 

 信州で野菜作りをしていた友人夫婦。昨年で止めるはずが都会ではやることがないと 今年も信州へ。畑仕事も順調に進んでいたが、夫が階段から転げ落ちて大けが、近くの リハビリ病院に入院するはめに。妻一人で700坪の畑を切り盛りで毎日ヘトヘト。畑を 止めるだけでなく、病院探しと介護生活に直面のこれからだ。(京)

 

 建築資材と工賃の値上がりに人手不足が絡み、各地で公共施設の建設が中止と延期されているが、練馬区は美術館の100億円にならんという建替えを強行。現時点の概算工事費の発表も区は無視。高名な建築家の平田晃久氏による設計は凝ってはいるが併設の図書館について利用者の使い勝手に対する配慮に欠け、批判が寄せられている。(か)