編集委員の「一語一笑」


 岸田首相の訪米。パートナーという言葉が気になる。日米安保でアメリカがあの国と戦争しろと言えば嫌とは言えない。朝ドラ「虎に翼」で、明治民法では「妻は家族の外に向かっては法的に無能力」という話があった。安保では日本は戦前の妻の立場。戦後79年経ったが、日本の現状はまだ独立国とは言えない。(M)

 

 南米ニカラグアがハーグの国際司法裁判所にドイツを訴えた。人道上国際法違反と。「イスラエルをいかなることがあっても擁護するのはドイツの国是だ」とシュルツ首相。イスラエルが「核兵器」を使用してもそう主張するのだろう。まさにドイツは人類の敵になる。(O)

 

 例年通り所沢の西武本社の桜で今年も何とか花見はできた。一方洗濯屋の桜はなぜか大枝が伐採された。額アジサイの葉が濃い緑になり、切り過ぎを心配していた駅前のケヤキもすっかり新緑が茂った。白梅に小梅の実が成り赤紫色の花蘇芳が目立つようになった。果てしない戦争と破廉恥政治の世もようやく春らしくなってきた。(ま)

 

 子どもの頃から正義感が強かった。友だちがいじめられていれば上級生だろうが立ち向かい泣かせてやった。弱い者いじめが許せない性質だったのだ。高齢者の仲間入りをしたいまでもそれは変わらない。いまの日本で最悪のいじめっ子は売国反社カルト集団のあの政党。何とか泣かせてやりたい。暴力以外の方法で。(駿)

 

 不評のマイナンバーカードの普及を狙ってか、この12月2日で現行の健康保険証が廃止になるという。どうしてもマイナカードと保険証を一本化したいようだが、元々カードの取得は任意なのだからおかしな話だ。カードの無い人に資格証明書を発行してまで無理やり切り替える必要があるのか、いくら考えても納得がいかない。(百)

 

 4月号であいおいカスタマーセンターの女性2名が個人加盟労組に加入、パワハラと闘い成果を上げた記事が反響を呼んだのか。読者が一気に3ケタ単位で増加した。やはり、生きた人間の生きたたたかいが心を打ったのだろう。評論記事はそれが正しく鋭いとこちらが思っても、こうした反応にはなかなかめぐりあえない。(B)

 

 念願の奈良吉野山お花見ツァー、出発日が遅かったけど開花が遅れたのでどこも満開で大当たり。吉野山の下千本・中千本・上千本・奥千本それに高見の郷の枝垂桜の千本、全部で五千本(?)の桜シャワーを満喫。「紀伊山地の霊場と参詣道」世界遺産登録20周年で内外の観光客で賑わって、行き交う人々は春の陽に輝いていた。(京)

 

 他社とのWEB交流会が行われた。こちらは男性部長、相手社は女性部長。相手社から28の代理店を新設したという報告。「すご~い!」と声が。終了後、部長はみんなに「女性は家庭や子育てがあるのでいろいろ総合的に考えた方がいいよね」その後、誰かとの電話で「くそばばあー!」と。〝くそ〟はあなたのことでしょ!(こ)

  

 三井不動産が巨人の本拠地東京ドームを築地市場跡地に移転し、収容人数5万人の多目的スタジアムを建設する。東京ドームは2020年に香港の投資ファンドとTOBの争いの末、三井不動産が買収した。この計画も、今ラッシュが続いている首都圏大改造計画の一つ、住民の暮らしに沿ったものではない。(か)

 

 先日、大型手芸店で長い列に並びやっとレジという時、隣のお客様がタイムと言って離れ暫くして戻った。スマホの決済画面が表示出来なかったようだ。スマホ決済など全く縁がないが、近所のスーパーなど色んな店でセルフレジが増え、買い物や注文の度にパネルに試されている。モタモタして店員さんの声かけが頼りに。(も)