川井太郎の麻雀日誌
かわい・たろう(元麻雀宇宙王・川井吉太郎氏門下生)
「クイズ」
役満で最も多いのが、四暗刻と国士無双。とりわけ、国士無双はそれを得意とするマニア的打ち手がいるから、注意が必要だ。といっても、要するにヤオチュウ(一九)字牌の行方のチェックを怠たらなければいいということだが。
そこでクイズ出題。国士無双の聴牌者がいるという前提で「4枚目のヤオチュウ牌をツモってきた。これを打って聴牌者に当たる確率は?」という問題。すこし考えれば(考えなくても)すぐわかる問いだが…。
答えは「100%」。理由は言うまでもありませんね。4枚目は怖いのです。
上図はその時のプレイバック。南風2局目15巡目の北家は見え見えとはいえ、国士無双のイーシャンテン。東と南はいずれも河に3枚見えているから、どちらを引いても「4枚目待ち」になるという場面。このマニア的打ち手は東を引き、密かに4枚目の南待ちとすると間髪を入れず東家から南が出た。放銃者は連チャン狙いだったとは言え、見え見えの国士無双に対してあまりにも無警戒、というより軽視が過ぎた。
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(詰将棋) 九段 西村一義
中級クラス
(ヒント)
5一の飛車が中心の攻め…(10分で3段)
持駒 銀