編集委員の「一語一笑」


 マイナンバーカードを作っていないので市役所へ書類申請に。窓口にいた15人くらいの半数以上は明らかに外国人でびっくり。日本人に見えるけど?と思う人も記入台には通訳らしき人(市役所職員?ボランティア?)が聞きなじみのない言葉で話していた。日本は人手不足で外国人が多い。正式に移民を受け入れた方がいいと思う。(こ)

 

 経済アナリスト森永卓郎氏は「日経平均は3000円まで暴落する」と昨年から言い続けている。バブル崩壊を予測する経済評論家は他にも。対して政府は「貯蓄から投資へ」と株購入を勧める。もちろん株で損しても自己責任だがリスクを伴うものを政府が推すのは如何なものか。私は政府を信用していないので保有株はすべて売るつもり。(駿)

 

 ネッに飛び交う情報の多くは、アクセス数が多いほど広告収入が多く入るようになっているそうだ。それを動機に、ウソであっても人目を惹きさえすれば…と記事や映像を作る人も多いという。トランプ氏や斎藤知事の当選もこれの影響と考えると、なるほどと思える。多くの人がネットに浸る時代。このシステムを何とかしないと・・・。(M)

 

 角川歴彦さんが東京五輪2020に関わる贈賄容疑で、無実を主張しながら226日もの長期にわたり不当に拘束された事件。「人質司法」根絶を目指し国賠訴訟提起、その第一回口頭弁論を傍聴。81歳、闘病生活の中、「もう生きてはここを出られない」と言われ、薬服用も拒否されながら、命を振り絞り、法廷に。深い感銘を受けた。(亀)

 

 関税しか能がないトランプが世界貿易戦争を仕掛け、韓国の伝統に従い大統領が逮捕され、支持者は裁判所に突入。ガザで6週間の停戦成立も手続きの間にイスラエルのしつこい攻撃で犠牲者が続出。ロシアのウクライナ侵攻は北朝鮮軍まで動員し終わりが見えない。世界中が事態の成り行きに狼狽する頃、咲くのが蠟梅だ。(ま)

 

 散歩で寄る公園の日当たりのいいベンチ。お昼時になると、近くの工事現場の作業員の人たちがベンチで昼食を摂っている。カップ麺大が多い。コンビニはお湯のポットが置いてある。そこで湯を入れて食しているのだろう。冬、温かいものが欲しくなる。しかしカップ麺だけで足りるのであろうか。格差社会がかいま見える。(O)

 

 暮れから正月にかけて町会主催の「クイズラリー」があった。期日までに数ヶ所の掲示板の問題に答えると景品がもらえる。解答用紙は回覧板で配布済み。元日に氏神様にお詣りした後の町内巡りはいい腹ごなしにもなった。当節は小学生でもネットの検索はお手のもの、ほとんどが全問正解だっただろう。ちなみにご褒美は千円分のクオカード。(百)

 

 人生2回目の名画模写体験。1回目は半世紀以上前の中学3年生、美術の授業で。写楽の「役者絵」に取り組んだ記憶がまざまざと。2回目は先月、名画模写の講座を見かけて受講。ゴッホの「星月夜」、2時間しかなかったので我ながら不満足な出来映え(当たり前!)。時間をかけたらどうなのか・・・ダメモトで再挑戦したい。(京)

 

 友人の誘いで大相撲初場所を観戦。チケットがQRコードで届き驚く。入口はチケットが紙か電子かで違う。紙券のもぎりには親方がいて写真撮影に応じてくれたり、今日一番の取り組みを投票で決め賞品を出す等、ファンサービスがあちこちで。20年位前に来た時はのんびり進行と思ったが、歳のせいか丁度の感じで楽しんだ。(も)

 

 覇権国家米中を巡って今後、世界は二つの変動をたどる可能性がある。①米国が衰退し中国のジュニア―パートナーになる、②トランプの政策によって資本主義経済が自由主義から保護主義の姿勢を強める、「世界システム論」のウォーラー・スティンに師事した山下範囲久立命館大教授の説である。(か)

 

 いま、3人の行方不明者を追っている。ミステリ小説仕立てだが、大切な友人知人の消息だから私にとって深刻なテーマ。だが、探索の前には多くの障害が立ちはだかる。「人間関係の希薄さ」「分断された生活空間」「個人情報問題」「企業など組織の隠蔽主義」「他者への無関心」…。東京砂漠のど真ん中で立往生している素人探偵です。(B)